文教厚生常任委員会

昨日は産業建設、明日は総務の常任委員会・分科会にて今議会に上程されている議案の審査をします。今日は文教厚生常任委員会での審査でした。

まず9時から請願者による説明、質疑を行いました。今回請願は3つ提出されており、それぞれを請願者が説明し、委員からの質疑を行いました。その請願は、「マスク着用・非着用による差別や誹謗中傷をなくす取組に関する請願」と「子どもの黙食緩和を求める請願」と「物価上昇に見合う老齢基礎年金等の改善を求める請願」でした。詳細は記しませんが、この3つの審査が終わったのが11時過ぎでした。請願説明が2時間を超したことは初めてでした。特に「マスク着用」「子どもの黙食緩和」の2つの請願は、現在市としても取組を進めている中でのさらに強化してほしい旨の内容でした。このような現在取り組んでいることに対する請願は初めてでしたので、審査する委員会としても慎重に質疑をする必要があったと思います。

この請願に関しての委員会としての結論は、3つとも「不採択」でした。特に学校に関する「マスク」と「黙食」に関する請願は、採択に賛成が1人、反対が6人という状況でした。この2つの請願に関しては内容もさることながら、市の当局に直接請願と同じ内容の「要望書」の提出したということに対する問題が大きかったようです。市の当局に対して議会が働きかけてほしい、というのにも関わらず、働きかけるかどうかの結果が出ていない時点で、直接自分たちで要望書を提出するということは、議会を飛び越している、議会を必要としていないのではないか、ということだと受け取れたのです。こういうやり方も初めてでした。紹介議員がついていながら、議会を混乱させるようなことになる取り組みをするとは…。

請願審査後、補正予算の審査でした。障害者の自立支援の関しての予算、育児支援ヘルパー事業の予算を中心に、現状から必要な増額補正だったのかを論点して質疑を交わしました。この補正予算については、妥当な予算であるとの意見で一致しました。

全ての審査が終わったのは17時前でした。請願審査があったとはいえ、補正予算に関しての審査で8時間近くかかったのは珍しいことでした。委員長として委員会の進め方の問題があったのかなど振り返ってみたいと思います。

投稿者: shigeno