産業建設現地視察

今日は産業建設分科会の現地視察に同行しました。国道8号バイパスの工事現場と荒浜漁港の浚渫現場の視察でした。

まず国道8号バイパスの工事状況です。今年中をめどに剣野から鯨波の国道8号線の接続部分を開通できるように工事を進めています。すでに県の地内のトンネルは開通しており、今日は鯨波の国道との接続部分から剣野までの道路をバスに乗って通行できましたので、道路の概ねは出来上がっているようです。ただ、国道ですので舗装の厚さが必要なこともあり、残り5cmくらい舗装を重ねる工事をしていました。また、鯨波の現在の国道との接続部分では、上越方面から来る車の優先がこのバイパスになるので、柏崎市内への車の通行がかなり減り、賑わいにも影響が出そうだと感じました。国道116号線で新潟方面に走っていくと、和島村のところ、巻町のところがバイパスによって車の進行がスムーズになりはしましたが、それまで市街地を走っていた和島にせよ巻にせよ全く立ち寄ることがなくなったためそれ以降のまちの様子を知ることがありません。柏崎も同様になることは必然だと思います。原発の避難道路としてスピードを上げて進めたバイパスにより、柏崎の人口減が加速する予感がします。良くもあり心配もあり、です。

次に荒浜漁港に行き、砂の堆積状況を視察しました。それほど大きな港ではありませんが、現在も10隻ほどの漁船が利用しています。その港に砂が堆積し、船の出入りができなくなっている状況があり、その砂を取り除く浚渫作業を毎年のように行っています。港のすく脇に今年これまでに取り除いた砂がうずたかく積み上げられていました。港内の砂を取り除くだけでなく、取り除いた砂を別の場所に移動しなければなりません。そこにも多くの予算を充てています。自然がすることなのでなかなかコントロールすることは難しいと思いますが、荒浜漁港に運ばれてくる砂はどこかの海岸を削った砂でしょうから、どこから来るのかを検証することにより、港の構造を変えたりすることも必要になると考えます。市が取り組むことは多岐にわたっています。どこも手を抜けるところがあるわけではありません。市としてはなかなか気が付かないこと、市民の小さな声も私たちが伝えることによって、改良が進み、より暮らしやすい柏崎になると思っています。市と議員がタッグを組んで頑張ります。

投稿者: shigeno