文教厚生常任委員会、分科会

昨日から9月定例会議の各常任委員会および分科会の審査が始まっています。今日は私が所属する文教厚生常任委員会、分科会が開催されました。1本の条例と補正予算に関して審査しました。

常任委員会として審査した条例は、「避難行動要支援者名簿の情報の提供に関する条例」です。これまでも自主防災会などに要支援者名簿の提供はなされてきたのですが、そこに記されているのは、名簿に記載してもいいですよ、と自ら申請された方のみの名簿でした。この条例により、名簿に記載されるのは、自ら名簿に記載しないでください、と申請した方を除く人を記載するというものにしようとしています。いわゆる「逆手上げ方式」です。名簿に自ら載せてもいいですよという方と載せないで下さいと意思表示をされる方は、実際に案内を出している方々のおよそ半数です。残りの半数を「未同意者」といっています。この条例が成立してからは、この未同意者も名簿に記載することになります。どうしてこういうことを進めているかというと、災害が迫ったり、緊急を要したりした時、必要な人に必要な支援が届くようにするためにです。当然、記載内容については守秘義務がありますので、拡散することはあり得ません。審査をしたのち、委員会としては全員意義なく原案の通り可決すべきものと決しました。

分科会として審査したものは主に補正予算です。重点的に質疑を交わした事業は、「子どもの生活状況調査委託料」「新型コロナウイルスワクチン接種事業」「資源物リサイクルセンター管理費」でした。

「子どもの生活状況調査委託料」は、いわゆる子どもの貧困の実態を把握するための調査です。当然のことながら、実態をただ把握するために行うというのではなく、現在は国として7人に1人が子どもの貧困状態にあるといわれている割合が柏崎市ではどうなのかを確認し、これまでの様々取り組んでいる貧困対策の評価につなげたり、さらに支援を充実させることを目的にしています。対象者は小学5年、中学2年、高校2年の子どもと保護者および5歳児の保護者の全員です。12月中にはその調査を終え、3月には報告書をまとめるスケジュールとのことです。

「新型コロナウイルスワクチン接種事業」については、現在も4回目の接種を進めていますが、10月からはオミクロン株に対するワクチン接種に切り替えていきます。これまでのワクチン接種は希望者全員に接種でき、比較的スムーズに行うことができたとのことです。

「資源仏意サイクルセンター管理費」は、所管課は環境課で担当分科会は総務になっていますが、その内容が文教厚生分科会に関わることでしたので、審査をしました。佐藤が池サッカーコートクラブハウスをリサイクルステーションとして活用する、ということなので、佐藤が池を管理しているのは教育委員会ということもあり、その土地や施設の貸し出しの許可に関わることとして審査をしたのです。目的外の使用について認める根拠を質疑したのですが、財務規則にある一時的臨時的なものとしてスポーツ振興課が環境課に貸し出すこととし、使用の承認をした、とのことでした。一時的臨時的というと長期機関というイメージではないのですが、答弁によると令和6年度いっぱいまで使用したいとのことでした。聞けば聞くほど納得のいくものではありませんでした。佐藤が池の敷地はそれほど狭いわけではないので土地の一部に簡単な建物を設置してリサイクルステーションにすることの方が問題が少ないと考えます。既存の建物を使うことにこれほどこだわる、お金の問題もあるのでしょうが、よりも安全性や法的なことをクリアすることの方を優先してほしいと感じました。明日の総務時分科会でより深い部分についての審査を行い、この扱いについて方向付けると思います。

これらのことを20日に報告するので、そのまとめをかなりの時間をかけて行いました。

投稿者: shigeno