9月定例会議スタート

今日から10月7日までの日程で定例会議が始まりました。この9月会議は通常の補正予算などの審議に加え、昨年度2021年度の決算審議があります。

本会議に向かう前の議会運営委員会で、元柏崎市長の西川正純氏が9月2日に死去されたことの話がありました。すでにご家族での葬儀を済まされているとのことでした。近親者のみに知らされていたことで、新聞等の報道もなく、私も知りませんでした。西川さんとは以前からここにも記してある「越後湧士の会(そばの会)」でご一緒させていただいたご縁から、いろいろなお話をさせていただきました。まだ79歳という年齢では早すぎると感じます。柏崎市は偉大な方を亡くすことになってしまいました。ご冥福をお祈りいたします。

さて、今回の定例会議では条例制定として、避難時における要配慮者の名簿作成についてが出されました。今までは高齢者や障害者など避難するときに配慮が必要な方は自分が求めて名簿に載せてもいいという方のみの名簿になっていました。この手続きにより作成した名簿に記載されている人数は、要配慮者全体の16%くらいなんだそうです。要配慮者にはすでに施設に入っている方も少なくありませんので、そういう方は施設の方により避難することになるのでいいのですが、お独り住まいや高齢者夫婦でのお住いで、近くに身内の方がいない方々はこの名簿に載せて、町内自主防災の方に知っておいてもらった方がいいと思うのです。話を戻して、要配慮者全体の30%くらいの方は、自分の意志でこの名簿には載せないでほしいと回答しています。つまり残りの50%くらいの方はこの名簿に載せるか載せないかの意思を示していない方なのです。意思が示せないのか、この案内を無視しているのかはわかりませんが、何か災害があった時にはこの50%の人の安否確認が必要になってきます。走であれば、名簿に載せないでほしいと意思表示された方以外は名簿に載せましょう、というのがこの条例の主旨です。実は1年半前の一般質問で、要配慮者名簿の作成にあたり、このいわゆる「逆手上げ方式」の導入を提案したのは私でした。条例制定や個別の対応など大変なことがあったと思いますが、市当局が頑張ってくださいました。

この条例制定以外にも、2月定例会の一般質問で私が質問した、子どもの貧困対策のための実態調査の予算も補正予算に計上されていました。このじょったい調査の詳細については質疑が必要ですが、議員が市民からの声を吸い上げて市にぶつけたことに対して、誠実に受け止め、対応してくださる当局には感謝します。議員からの提案などにすぐに対応しますということ以外に、「検討します」としたことに対しても、前向きな事業の組み立てであったり、取り組むことは市民に寄り添っていることでもあり、望ましい行政だと感じます。・・・これが学区再編の方針策定のときに発揮されていれば、と今さらながら思うのは私だけかもしれません。

投稿者: shigeno