2022年6月定例会議終了

今日の本会議をもって今6月定例会議は終了しました。特に大きな争点になる議案もなく、補正予算等はすべて全会一致で可決しました。ここ3年間は文教厚生分科会でコロナ関係の予算や事業をすべて審査していますので、他の分科会よりも審査内容が多くなっています。その多くは国で決まった給付金の給付事業やワクチン接種事業ですので問題はありませんが、市独自で行う支援事業もありますので、その部分だけは「真に市民の支援になっているか」という視点で確認しています。今回は「新型コロナウイルス感染症生活支援事業」でした。感染陽性者とその世帯に対し、7日分の食糧支援をする、というものです。この事業の予算の多くは国の臨時交付金によるものとはいえ、県も同様の感染陽性者への食糧支援事業を行っていたり、最近は陽性者自体の数の減少、感染した場合の隔離期間の短縮も話題になっていますので、それに関しての確認を行いました。

こういうこと以外に、今回文教厚生常任委員会として大きなミッションがありました。それは、「陳情の審査」です。この陳情審査は今6月定例会議から始まった柏崎市議会としては初めての取り組みです。これまで陳情は議長が本会議場で読み上げ、関係の常任委員会で調査研究をしてください、というのみでした。つまり、陳情は上がってきても常任委員会としてはこと細かく審査したりはしてこなかったのです。しかし、今定例会以降、陳情も請願と同様に、委員会として陳情者から陳情内容の説明を受けるなどし、その採択について判断しなければならないとこになりました。その採択についても「採択すべきものか」「一部採択すべきものか」「趣旨採択すべきものか」という3つの選択肢が設定され、陳情や請願内容からどの基準で採決するのかも決めることになりました。柏崎市議会としては前例のない審査なので、議長をはじめ議会事務局と綿密な打ち合わせのもとで審査を行いました。この審査は15日に行いましたが、今日の本会議で委員長報告として報告し、全議員による採決をとりました。結果は委員会での採決結果と同じく、賛成少数で不採択となりました。今回文教厚生常任委員会で行ったことで、市議会としての取り組み実績となりました。次回からは今回のことに習って進められると思います。

投稿者: shigeno