文教厚生常任委員会・分科会

今日は私が所属する文教厚生常任委員会および分科会が開かれ、陳情の審査と補正予算の所管部分の審査を行いました。また、子ども未来部から田尻保育園の基幹保育園化と安田保育園との統合についての説明がありました。

まず9時から陳情者による説明と質疑を行いました。今回の陳情は「後期高齢者の医療費窓口負担の2割化中止を求める陳情」です。このことに関する意見書を国に送付してほしいというのが陳情の主旨です。今年10月から75歳以上の高齢者の医療費負担が2割になります、といっても全員が負担増になるというわけではなく、所得によりこれまでと同じく1割負担の方もいることになります。陳情者によると、今日が年金支給日で、年金も減額され、しかも医療費負担も増え、大変な思いをしている、とのことでした。いくつになっても安心で豊かな生活を送れるような社会でなければならないと思います。今の年金、医療費などの制度はすべての人にとって公平で今後も持続可能なものかといわれれば疑問がないところではありません。財源のことを考えると、何から何までお金を付けるわけにはいきません。難しいところです。この陳情は委員会での採決において、賛成少数により不採択となりました。

補正予算の審査では、新型コロナウイルス感染症生活支援事業を論点として議員間討議を行い、審査を深めました。昨年度一杯で感染者等への見舞金支給を終え、感染者の世帯に対して1週間分の食糧支援をするという事業になりました。当初予算で506万円、先月に専決処分として2033万円、そして今回の補正で4815万円、計7354万円の事業です。最近は感染陽性者数も減っていますし、国あるいは世界の情勢としてこの感染症の隔離期間などの変更もあり得る状況になってきています。何らかの変化もありそうですが、今年度一杯はこの食糧支援事業は続けていくとのことです。この事業以外にも電気料の高騰による給食業務管理費の増額についても質疑を繰り返し、光熱水費はいくら高騰しても自治体が負担すべきもので、保護者から集金する給食費に上乗せしないものである、ということが明らかになりました。この補正予算の討論と採決は20日の予算決算常任委員会の場で行います。

田尻保育園の基幹保育園化と安田保育園との統合についての説明も特に問題があるものではありませんでした。柏崎では「柏崎保育園」「松波保育園」そしてこの「田尻保育園」を基幹保育園として公立を維持していきます。それぞれの定員は柏崎保育園は160人、松波保育園は125人ですし、今回安田保育園との統合により田尻保育園は200人を定員とします。大きくなることによるメリットは大きいと思いますが、その反面デメリットもあるのでしょうから、そこから目を背けることなく、日々の改善をお願いしたいところです。

投稿者: shigeno