グラウンドゴルフ 中学避難訓練

私が所属している「新退教」(退職教職員の会です)のグラウンドゴルフの例会が始まりました。毎年5月から10月まで、月2回ほど例会を開催しています。潮風公園の芝生の上でのグラウンドゴルフです。競技力の向上もあるのですが、楽しんでやることを目的とした会です。コロナ禍の中ですが、屋外での活動ですし、参加者はのびのびしてやっています。

今日は天気も良く、気温もあまり暑くならず、絶好のコンディションでした。参加者は私を含めても5名でした。私は他のグラウンドゴルフのチームには所属していませんので、この例会でしかグラウンドゴルフはやりません。ですから今日までの半年間はクラブにも触っていませんでした。でも、難しくない競技ですから、当然他の人と比べると下手なのですが、自分なりにやれています。

退職教職員の会ですので、私の年代が最年少になります。ただ、最近は再任用の制度もあり、60歳を過ぎても学校現場で勤めている方も少なくなく、このような退職した人の会への加入者が減ってきています。今年度の新規加入者は0とのことでした。こういう新規加入者が減ってきている現状はありますが、自身の健康や楽しみを考えて、可能な限り活動に参加していきたいと思います。

お昼前の時間から市内の中学校の避難訓練に「防災士チーム柏崎」の一員として参加しました。今日は火災を想定した訓練で、生徒の避難の様子を確認し、評価しました。そののち、今日の防災士のまとめ役をしてくださった元消防長の近藤さんから生徒に指導をしました。写真にあるのは、3階から非常用の避難用具を用いて、滑り降りるものです。中はらせん状になっているので、すとんと落ちるのではなく、回りながら降りるので安全です。子どもたちにとっては、こういう避難用具を実際に使用しているところを見るだけでもいい勉強になると思います。いざ、とか、万が一、というようなことが行らないに越したことはありませんが、その時のための備えは必要なことだと考えます。

今日の避難訓練は、生徒にとっては自分の教室での担任の先生による授業中という設定でした。だからということではないのでしょうが、大変スムーズにできました。次からは、休み時間だったり、先生方にも知らせないようなものだったり、放送機器が使えない設定だったり、様々な場面を想定した避難訓練を行うことになると思います。いずれにしても、学校での災害発生時は、教師の指示による避難が必要だと考えます。学校の管理下ですから、責任は学校にありますので。ですから、先生方の動きをこういう訓練で高め、徹底しておく必要があります。そういう経験を積み重ねる中、子どもたちにも知識を教え、考えさせておいて、学校以外の場所での災害時に、自分の命を自分で守れる行動をとることができる人を育てていくことになると思うのです。どんな時でも自分の判断で避難できる人であってほしいと願うことはもちろんですが、こと学校内での災害発生時には、子どもたちは教員の指示で動けるようにしておき、教員の避難時のスキルを高めることにまずは力を入れてほしいと思います。避難訓練を通して、教員の指導力、人間性をまずは高める、ということを期待するのです。

投稿者: shigeno