学区等審議会の傍聴

昨年度、年が明けてから市内小中学校の統合についての話が具体化しています。1月17日の委員協議会での説明に始まり、一般質問での議論を経て、4月になり、学区等審議会のメンバーが決まり、実際の動きが始まりました。今日はその学区等審議会の2回目でした。1回目は当局からの方針の説明ということで、今日はそれに関しての質疑という会でした。傍聴が可能ということで、午後6時30分からの会を聞いていました。その場での詳細については議事録にまとめるということなので、また市のホームページで確認してください。私が聞いていた今回の印象をいくつかいかに記します。

  • 2年後、令和6年4月に統合する学校についての「答申」を今年10月頃には出してほしい、と言われても、それまでの短期間では十分な審議ができない。
  • 統廃合によって、まちづくり、地域づくりへの影響は少なくない。検討が必要。
  • 統合によって通学距離が伸び、スクールバス等で通学することになった時の具体的な対策が見えてこない。大雪のときどうするかなどをどう考えているのか。
  • 統合によって使わなくなった学校校舎の利活用をどうしていくのか。
  • 高柳地区では中学校がなくなり、保育園も休園になり、そして小学校も統合される。地区での説明と違うことが方針の説明にあったようだ。子育て環境をどう考えているのか。

など、1時間半を超して質疑が交わされました。市内を網羅するように委員が選出されているようなので、この委員会の場でも各地域住民の思いを聞くことができると思いました。当然、地域によってこの学区の問題に関しての意識には温度差があることは否めないと思いますが、市全体の未来を考えた「総論」を大切にしながら、それぞれの地域の「各論」をしっかりと受け止め、全体としていい方向に進むように議論を深めてほしいと思います。

次回は5月12日(木)午後6時30分から市役所4階の会議室で行われるとのことです。

投稿者: shigeno