高柳門出

今日は高柳で農業を中心にまちおこしに取り組んでいる鈴木貴良さんと議員の有志とで意見交換させていただきました。鈴木さんは先日の市民と議員との意見交換会のときにも来ていただいたり、門出ファンクラブの集まりのときに個人的にお話をさせていただきていました。

鈴木さんとの話は話題に尽きることがなく、いつまでも話せるようなのですが、今日は2時間くらいの時間でしたので、鳥獣被害対策やまちおこしのためのNPO活動、小麦をはじめ作っている農作物のことを中心に話しました。当然のことながら夢を語り合ったり、行政への要望を受けたりするということではなく、実際に取り組んでいる状況から必要だと考えていることの話でしたので、現実的な話としてしっかりと受け止めることができました。

高柳は来年度からは保育園が休園するということもあり、子育て環境が地元では整わなくなってしまいます。近くても鯖石保育園まで送迎しなければなりません。中学校も五中と統合しました。人口は柏崎市内のどこよりもその減少率は大きくなってきています。そんな中、高柳の人には他の地域の人以上に「地元愛」をもっています。そして、ただ気持ちをもっているというだけでなく実行に移していける「実行力」が備わっていると思いました。そのトップにいる方が鈴木さんなのかもしれません。

今日の話は高柳にだけあてはまるものではなく、柏崎市、新潟県にもあてはまるものです。特にイノシシ対策における資格取得の補助、ワナのIoT化、猟友会との実効性ある連携、ジビエ料理としての文化の醸成などは今のイノシシの状況を見ると急がなければならないかもしれません。そしてこういう話を聞いて、これからも現場で困っている人がいるのであれば、そこに寄り添い、必要な手立てや人を紹介し、その解消に努めていくことを肝に銘じたところでした。鈴木さん、ありがとうございました。

これからは人口減少対策として、地域資源の掘り起こしや開発をさらに進め、自治体間競争に打ち勝てるようにしていければと考えています。

投稿者: shigeno