中学校での防災講座

今日はここ3年継続して訪問している東中学校での防災講座でした。講師として生徒に話をしてきました。

今年は1年生を対象とした地震に対しての講座でした。こんな内容を話しました。

  • 1 柏崎市での地震の様子
  • 2 地震の種類、地震のメカニズム
  • 3 震度とマグニチュード
  • 4 地震のときの身の守り方、地震のときの行動
  • 5 避難所で中学生ができることを考える
  • 6 クロスロードゲーム

パワーポイントを使い、動画を交えながらのものでしたが、生徒はしっかりと学んでくれたものと思います。ただ、柏崎市で経験した中越沖地震について、家族で話をしたことがある生徒がいなかったことが残念でした。今日の講座を受けて何人かでもいいので、家族で地震のこと、家具の固定などの備えのこと、万が一のときの連絡方法などについて話し合いを行ってくれるといいと思います。

ここでも紹介したとおり、先週の金曜日26日には三中で、避難訓練を含めて防災のクロスロードゲーム中心に防災学習を行ってきたところです。今は小中学校では、年2回以上の避難訓練や防災学習を行わなければならないようです。避難訓練だけではなく、地震、津波、洪水、火事、不審者、大雪などの災害や危機に対しての知識、それらに対しての備え方の学習は必要だと思います。これらの事象についての災害時の行動から災害後の行動までは、少なくても義務教育の中で1回は避難訓練を通して実践しているはずです。

中学生は将来、柏崎市、今住んでいるところでずっと暮らしていくとは限りません。高校に進学するときから家を離れての生活になるかもしれません。ですから、どこの地域で暮らすにしても災害や危機に対しては適切に、確実に対応できるような、心構えだけは持ってもらいたいのです。そのための義務教育期間での防災教育なのだと思います。

私は「防災士チーム柏崎」に属しており、そこでのフォローアップ研修や今日のような出前講座を行うことで、私自身の防災に対しての意識、知識、技能を維持しています。防災士の資格を取っただけではその力や災害に対する意識も徐々に減少していくように感じます。これからも私自身としても力を向上させていけるような研修を積み重ねていきたいと思います。

投稿者: shigeno