中学校防災教室

今日は市内第三中学校での防災教室に「防災士チーム柏崎」の一員として伺いました。三中にはここ3年続けて防災教室に来ています。昨年度は2年生に、今年度、今日は3年生に対して防災の講師として話をさせてもらいました。

今日は三中では避難訓練を行い、その後に学年ごとに分かれての学習になりました。今日の避難訓練は昼休みの時間に自由に行動しているときに地震が発生したという設定でした。春にも避難訓練を行ったそうで、その時は授業中に火事が発生した設定だったとのことです。学校内での避難訓練は様々な設定で行っておく必要があります。火事や地震だけでなく、不審者の侵入だったり、あるいは授業中だけではなく、朝の登校直後や放課後だったり、また、先生方も知らないようにして突然訓練を始めたりすることも必要だと思います。

それはともかく、避難訓練での生徒の行動は素晴らしかったと思います。災害は学校にいるときだけでなく、いつ起こるかわかりませんが、きっと適切な判断ができる生徒たちだと思いました。

その後の防災教育です。私は3年生を担当し、クロスロードゲーム中心に40分間の講座を行いました。クロスロードゲームは、災害時にどんな行動をとるかを2択で判断し、その後小グループごとに判断の理由を紹介し合います。自分の意見をしっかり話し、他の人の意見を否定せずに受け止めます。自分の考え方がすべてで、自分がいつでも正しいとは限らない、ということをこのゲームで感じ取ってほしいのです。いろいろな意見を聞くことで自分の考え方も変わっていくこともあります。特に災害発生時には多くの人が協力し合いながら、時には自分より他人を優先させながら共同生活をしなければならないこともでてきます。こういうゲームを通して災害時だけではなく、平時でも人を思いやれる人に育っていくお手伝いになればいいと思います。

私の今日の説明などは生徒にどれだけ受け入れられたかわかりませんが、しっかりと聞いてくれた生徒に感謝します。頭のどこかに今日の活動が残っていてくれたらいいと思います。ありがとうございました。

実は30日には東中学校で防災講座の講師を行います。そこでも地震についての説明とクロスロードゲームを行います。

投稿者: shigeno