文教厚生常任委員協議会

今日は文教厚生委員協議会として2つのことの説明を受け、それぞれ質疑を行いました。1つ目は「高柳保育園の休園と柏崎市保育園整備基本方針の改訂」、2つ目は「新潟病院附属看護学校の学生確保支援の一部内容変更」についてでした。

高柳保育園の休園については、数年前から園児の減少もあり、今後の行く末を検討していたところ、今年度になり、園児が合計で3人になったことから保護者と地元の方々との検討会を経て、来年度から鯖石保育園へ通うことで了解してもらったとのことでした。地域の方の声としては、賛成ではないがやむを得ない、とのことで、今年度は鯖石保育園との交流も進めているので、鯖石保育園に行くとしても心配はしていない、とも話しているとのことでした。高柳は小学校は存続していますが、中学校は第五中学校に統合され、保育園も休園となり、子育て環境としては難しい状況になりました。今後2年間、入園希望などを聞きながら、また2年後に今後のことを判断するとのことです。柏崎市としては第5次総合計画後期基本計画の中でも重点戦略の一番目に子育て環境の充実をうたっています。どこに住んでいても子育てに安心して取り組める環境が求められます。その点からすると逆こうする方向になってしまいがちですが、こっちを立てればあっちが立たず、みたいになります。優先事項を明確にしていくことで、やむを得ずの選択をせざるを得ないこともあります。

保育園整備基本方針については、前の計画は今年度で終了のため、新たに現在の状況を踏まえた方針に改訂されました。これからの4年間を見据えた整備方針ですが、民営化を含め、少子化にどれだけ対応できるか、あわせて保育士の確保をどのように進めるのか、など検討すべきことも多くあります。昨年2020年(1月~12月)に産まれた赤ちゃんは411人です。2019年に比べ71人の減少です。その前の年は500人以上産まれていましたから、この調子で減少していくとすぐに出生数が300人台になることでしょう。今は小中学校の統廃合を含めた学区等審議会を立ち上げ、検討していますので、保育園も同様に地域の方々の声を聞きながら統廃合を検討していく時期になったと思います。

2つ目の新潟病院附属看護学校のことについては、看護学校としての努力で来年度から授業料40万円を半額の20万円にするということを6月に議会に説明していました。これは院長の権限として決められることなので、動き始めていましたが、国立病院機構の本部から待ったがかかり、授業料の半額は認められなくなったとのことでした。十日町市には県立の看護学校が今年度から開講し、授業料も安いため学生がそちらに流れることが心配でした。しかし、今日の説明では、授業料の半額がなくなったにしても、指定校や推薦者の数は昨年よりも増えたとのことでした。これまでに決まっていた市としてのインセンティブである入学金の補助にプラスして新たなインセンティブとして卒業後に柏崎市内の施設で看護師として働く場合は別の支援金を出すという説明もありました。柏崎市としても大切な学校です。学生確保には病院と歩調を合わせて一緒に取り組んでいきたいと思います。

投稿者: shigeno