市長への会派要望

毎年この時期に会派としての「予算・施策要望」を市長に渡しています。柏盛クラブとしての「予算・施策要望」は、今日提出しました。市政運営全体のことからすぐに取り組んでほしい細かな具体的なことまで織り交ぜました。柏盛クラブとしての考え方や市長が市政に取り組むにあたって期待することをはじめに記しました。以下のようなものです。

1 誰一人取り残さない社会を実現する「SDGs日本モデル宣言賛同自治体」であることを市民へ周知するとともに、施策や事業を考えるときには、17のゴールだけではなく、169のターゲットおよび232のインディケーターまで深掘りして検討いただきたい。併せて、この宣言賛同自治体として、SDGsウォッシュと言われないような活動を行っていただきたい。

2 市民、議会の声に耳を傾け、偏らず公平公正な市政運営を大前提に予算の編成、執行に取り組んでいただきたい。併せて、市長と議会との適切な関係性を継続し、議会が審議して導いた結果は市民の意向であることから、真摯に受け止め、その後の市政運営に生かしていただきたい。

3 災害に強いまちづくりとして、人命第一を視点にしたハード面およびソフト面の整備に力点を置いた予算・施策の検討を行っていただきたい。

4 行政サービスを知らなかったがために不利益を被る方が出ないように、広報および周知の徹底と窓口だけではない手続き方法を工夫、強化していただきたい。

5 今後は公だけでは市民生活の課題を解決することは難しくなっていくと考える。いかに市民力、地域力を向上させるかに力点をおいた取り組みをお願いしたい。同時に、独自に稼ぐ地域、コミュニティを推進する補助制度を検討いただきたい。

6 将来を見通し、原子力発電所に頼らないまちづくりの推進に一層力を注いでいただきたい。

7 ウィズコロナ時代にふさわしい、新しい生活様式に基づいた環境整備を推進させていただきたい。併せて、感染症拡大防止策を徹底させるとともに、経済面で困窮している人、国の支援が届きにくい人に対してこそ、救える体制を整えていただきたい。

8 新型コロナ感染症関係をはじめとする中傷や差別を許さないなど、人権意識の高い自治体となるように、市民への周知をさらに徹底していただきたい。併せて、庁内あるいは市の制度における差別につながることの撤廃および障害者や高齢者、LGBTQIA+など被差別の対象になりがちな方々に優しい自治体経営を行っていただきたい。

9 第5次総合計画後期基本計画の子ども版パンフレットを作成し、市内小中学生に配布することで、子どもたちと柏崎市のまちづくりの方向を共有し、将来柏崎を担う人材の育成を図っていただきたい。

柏盛クラブとしては「持続可能」をキーワードとして、市の取り組みを見ています。世界的な流れになっているSDGsを基として持続可能を考えていますが、このSDGsには「複眼的に物事を考える」「弱者に寄り添った視点で物事を考える」という側面があります。柏崎市にも、櫻井市長にも、すでに備わっていることとは思いますが、SDGsのこの2つの視点を忘れることなく、市政にあたってほしいと伝えました。

今日の「予算・施策要望」はこれまでの一般質問で取り上げていることが多く記してありますし、今日の「予算・施策要望」をさらに深めてこれからの一般質問につなげていきたいと思います。

投稿者: shigeno