謹賀新年

2021年も皆様にとって幸多き年になることをお祈りいたします。

この写真は「フクロウ」の置物です。朗らかに福を呼ぶ「福来朗」、苦労知らずの「不苦労」、福がこもる「福籠」、苦労しらずで老いる「不苦老」などと縁起の良い当て字も多くあります。今年の干支、牛とは関係ありませんが、1年間素敵な年になればいいと思います。

昨年はこれまでの年とは大きく異なった異様な1年間でした。誰が悪いわけでもなく、日本だけのことでもなく、全世界70億人に大きな影響がありました。「仕方がない」ことかもしれませんが、「仕方がない」と済ませていては前に進めないことでもあります。人類史上まれに見る世界的な困難だと思います。この危機を人類は乗り越えなければなりませんし、それだけのテクノロジーも備えていると思います。私自身に何ができるかといっても何もありませんが、人類の一員として何らかの役割があると思います、それはただ祈ることだけかもしれませんが、それを粛々と果たしていきたいと思います。

今、生活が困窮し、将来すら考えることが困難になっている方々も出てきています。このような方々を少しでも救っていくことが政治としては大切なことだと考えます。これは国としての動きが主になると思いますが、その中においても基礎自治体としてできることを、市民が不公平感を感じないものとして事業化していくことが求められるところです。しかし、こういう時こそ、「不公平感」が市民の断裂を生みかねません。政治として良かれと思ったことが、結果として差別という別の結果を生じかねないということです。

昨年はこれまでの子年は政権交代がよくあった年だから今年もそういうことがあるかもしれませんね、という話をしていました。そうしたら総理大臣交代ということが起こりました。これはやはり干支がなせることなのか、と思ってしまいました。さて、今年は「丑年」です。丑年はどんな年なのかというと、あまり目立った傾向はないようです。ただ、中国共産党が北京を略取したり(1949年)、ガガーリンが世界初の有人宇宙飛行に成功したり(1961年)、NTTやたばこ産業が民間会社となったり(1985年)、大阪ドームとナゴヤドームができたり(1997年)、新型インフルエンザがパンデミックになったり裁判員裁判がスタートしたり(2009年)するなど、その年だけではなく、大きな流れとなった事柄のスタートの年になっています。今年も、後年振り返ってみた時、何かのスタートの年になっていたといえることが起きるかもしれませんね。

なにはともあれ、今年も相も変らぬおつき合いをお願いいたします。

投稿者: shigeno