産業建設常任委員会

月曜日の一般質問の後、補正予算が上程され、各常任委員会に付託されました。その後、各常任委員会で今回上程された議案や補正予算について審査していきます。昨日と今日は産業建設常任委員会が行われました。

今日の産業建設常任委員協議会は、「市役所跡地」と「柏崎市観光ビジョン」の説明がありました。

市役所跡地については、平成29年から地元の中心にアンケートをとったり、ワークショップ形式での活用方法を話し合ったりしてきました。地元としても「にぎわいの創出」という点では一致するのですが、これで進めようという具体策は出ませんでした。その後令和元年度には、市は国土交通省(官民連携モデル形成支援事業)の支援を受けて検討を始めました。今日の説明では、「民間企業からは民間単独利活用の可能性はほぼない」ので、「市の公共施設を取り入れた活用方法」を検討する、ということになったとありました。具体的には、「中央コミセン」と「屋根付き多目的広場」をつくり、通称「柏崎セントラルガーデン」として人が集まり新たな活動・交流を産む柏崎の中心拠点としていくとしました。より詳細は今後検討を進めるということです。

観光ビジョンについては、リーディングプロジェクトを4つ設定するとのことでした。「道の駅柏崎の丘米山の再整備」「柏崎市版デスティネーションキャンペーンの実施」「柏崎セントラルビーチの開発」「三庭園(松雲山壮、飯塚邸、貞観園)プレミアムガーデンツアーの開発」です。まだ観光ビジョン(案)の段階で、今月中はパブリックコメントを受け付けていますので、ご覧になってご意見をいただきたいと思います。私としてはこのビジョンに「柏崎の歴史」についての視点が全くなかったので残念でした。現在の観光資源に注目することは当然のことでしょうが、それだけでは柏崎の資源としては十分ではないと思います。柏崎には「木喰上人」「貞心尼」「鯨波戦争」「桑名藩の飛び地」「城跡」など貴重な歴史資源があります。それに注目しないなんてもったいない。それに、バーチャル体験ができるような仕組みも開発していくといいと思います。言うは易しなのでしょうが、多くの人からの意見が必要だと思いますのでよろしくお願いします。

その他、じょんのび村協会とかしわざき振興財団、柏崎ショッピングモール、カシックスの経営状況報告がありました。じょんのび村とショッピングモールについては引き続き厳しい経営状況です。市長はじょんのび村でワーケーションができるように施設を充実させていくという話をしていましたが、果たしてどこまで実現できるのか疑問も少なくありません。今回のコロナの影響はそれまでの経営状況の悪化にさらに拍車をかけているように感じられます。妙案があるわけでもなく、私個人としては見守っているという感じですが、将来の柏崎を考えた時、市としていつかは大きな決断を下すことになるのではないかとも思います。

投稿者: shigeno