新潟病院の院長先生と面談

今日は新潟病院の中島院長先生と面談させていただきました。中島先生とは昨年の12月6日と今年になってからの1月7日に続いての面談でした。いつも、三宮議員、佐藤正典議員、柄沢議員の4人で伺っています。今日もその4人で伺いました。今回は新型コロナウイルス対策などで大変忙しい中、時間をとっていただきました。

面談の中で印象に残っている話を以下に記します。

  • 新型コロナウイルスは飛沫感染だから、マスクは大変効果がある。
  • サーズやマーズは発症してから他に感染させるし、インフルエンザは感染したら必ず発症するものだが、この新型コロナは感染しても無症状の人が少なくなく、その人たちが感染元になっている。だから、感染が拡大してしまう。
  • 柏崎は細菌感染症対策にゆるみが出てきていると感じる。特に若い人、高校生などはマスクなしで街中を歩いている。また、繁華街でもその対策が全くといっていいほどされていない現状がある。ここに感染元があったら、一気に広がってしまいかねない。
  • このピンチをチャンスととらえ、医療のネットワークを深める体制をつくるべき。地域の新しい医療としての病診連携が必要。一つの病院で受けたカルテやレントゲン写真を他の病院でも共有できるようにする。
  • この病院間での患者情報の共有は個人情報の問題で医師会が後ろ向きかも。しかし、医師会がやる気があればやれること。これを進めている自治体もある。国の補助金もある。この情報共有が遠隔診療につながる。
  • 人工呼吸器をつくろうとしている。国から2.2億円の補助金もついた。
  • 医療機器の規制など国による規制はクオリティ保障ととらえている。
  • 市としては、「マスクの励行」「繁華街の規制」「教育の水準維持のためのオンラインの推進」「院内感染や老人ホームのクラスター化の防止」に力を入れてほしい。

特に患者情報の共有はいろいろな問題があると思いますが、実際に取り組んでいるところもあるということでもあり、これからの患者の移動や医療費のことからも柏崎市としても進めていく必要を感じました。中島院長先生が言うには、新潟病院と柏崎総合医療センターがその協定を結ぶと他の病院や診療所もあとに続いてくるのではないか、とのことです。上にも記しましたが、個人情報など様々な問題があることは事実ですが、命に関わることでもあり、今の時期を逃してはいけないと思います。

中島院長、深井事務長、お忙しい中、対応してくださりありがとうございました。

投稿者: shigeno